【自己との対話】内なる声を聴く方法

【自己との対話】内なる自分の声を聴く3章・4章・5章

内面の声をそのまま記載致します。
偉そうですいません(笑)

文章の旋律・行間・順番、全てに意味があり、
読むことで「目覚め」ていくことを意図して、
書いております。

ピン!ときた方は、順番に
何度も読まれることをお勧め致します。

第3章 時という幻想

この広大な空間の中には、時間も含まれている。

時間というのは、幻想でしかない。私たちの想像の中に、時間があるのだ。

この広大な空間には、宇宙がはじまったその時、そして終わる時の全てが入っている。
なぜならそれらは、私たちが想像し、創造してきたものなのだから。

私たちが、想像し、創造することがないのであれば、全ては何も起こらない。

そのため、時間というのは、私たちのマインドの中にある一つの概念に過ぎない。

それは、楽しむためにあるのに違いない。

私たちは、今、過去に戻り、想像を働かせ、過去の事実を創造している。
そして、集合的に、未来を想像し、創造している。

どうせならば、幸せな過去と、未来を想像し、創造したいものだが、
なかなかそれだけになっていないのは、残念なことである。

ただ、近年急速に、幸せな想像と創造をする人が増えてきていることは、朗報だ。

第4章 自我という病

私たちは、奇跡的な確率の中で、肉体として誕生し生きる。

通常、成長し、成人になっていく過程で、自我も成長させていく。

肉体が、私であるという認識を獲得し、私は「○○な人間である」という自己概念を構築していく。

このことが苦しみにつながるのだが、社会全体がそのことを知らず、集合的に閉じられた自己を信じているので、通常の成長過程を経た人であれば、自己概念を構築していくのは致し方ないことだ。

しかし、このことが苦しみを生み出す。

「自分は、美しくない」「自分は、才能がない」「自分は勉強ができない」など、様々な学習をしていく。
仮に、「自分は美しい」「自分は才能が豊か」などの良い自己概念を持ったとしても、さらに上には上がいる。

また、いずれ衰えることを避けることはできない。

閉じた自己であり続ける限り、苦しみは避けられない。
また、本来持っている、想像し、創造する能力を限定的なものにし、人から奪うことも避けられない。

優越することと、劣等することによる、苦しみを味わうことになる。

こうして構築されていった、自己概念は私たちを囚える。体に閉じこめられ
た自分も、自己概念も幻想でしかない。これが、苦しみの元凶だ。

第5章 覚醒

体に閉じられた自己も、自己概念も、苦しみを生む。

覚醒とは、自己概念を手放すこと。

別の言い方をすると、体に閉じられた自己や、自己概念は幻想であると気づきながら、
この広大な空間を愛し、空間に身を委ねながらこの世界を旅すること。

この世界に宿る存在を感じながら、愛と感謝と喜びを生きること。

目の前の人を自分のように愛しながら行くこと。時に深く関わり、時に見守り、景色を眺めながら行くこと。
その中にこそ、無常の喜びが在る。幼子のように、全面的に愛し、愛されながら日々を生きること。

その価値は計り知れない。

その道に進むためには、その道を進むというちょっとした意欲と、体験の積み重ねが必要となる。

そして、愛に意識を向け続ける不断の努力が必要となる。
しかしそのこと自体が、喜びそのものなので、そこに苦しみはない。

この道は、一見すると社会と隔絶されているように思える、
何故ならば多くの人が共有する価値観と異なるように見えるからだ。

しかし、多くの人が共有すると思い込んでいた価値観などという方こそが幻想なのだ。
真実に眼を開きこの世界を見つめれば、不安や恐れなどどこにも存在しないということが理解できる。

不安や恐れを伝える情報こそ、全てが幻想なのだ。

いや、この世界には戦争があり、平和などどこにもない。
弱肉強食の無常な社会において、どうやって安らぎを見いだすことができるのか?歴史的な事実を見よ。
世界の貧困をみよ。そんな声が聴こえてくるかもしれない。

しかし、心の眼を凝らし、心を開いてさらに深く、それらを見つめたならば、
私たちは何をそこに観ることができるだろうか

そこに在るのは、閉じた自己を自分で在るという風に勘違いしていた、自分自身を観るだけだ。
閉じた自己を自分で在るという現実を選択し、ないし真実に気付きながら、争いを続ける自分自身がいるだけだ。
それらの自己を、慈愛を持って眺めるものこそ、私自身なのだ。

それ以外の出口がどこに在るというのだろうか。

開かれた空間、開かれた自己こそが真の自分なのだ。

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